子どもの養育費の考え方

妻の浮気が発覚して離婚することになると、子どもをどうするかということが大きな問題となることがあります。一般的な感情であれば、妻の浮気が原因で離婚するようになったわけですから、夫が子どもを引き取り、妻が養育費を支払うというのが当然のようにも思えます。しかし、現実には、子どもがまだ小さい場合は、妻が子どもを引き取り、なおかつ夫がある程度の養育費を支払いというケースが多く見られます。

一見するととても不公平のようにも見えますが、これには浮気と離婚、そして子どもの養育ということに関しては、異なる見方がなされているという事実が存在するのです。

浮気や離婚は夫婦の問題ですが、子どもの養育は親の義務としての問題であるということです。離婚しても、子どもの親であるという事実は変わりませんし、子どもを扶養する義務は離婚の原因となった側かどうかに関わりなく存在し続けるのです。こうしたことから、妻の浮気によって離婚することになっても、夫の方が経済力があると認められれば、子どもの養育費の支払いは夫にも義務として残るのです。また、一般的に10歳以下くらいの小さな子供については、母親の方が養育しやすいという考えが浸透しているため、裁判によって養育権が母親に行くケースが多くなっています。(母親側に経済力がある場合も変わりません)

慰謝料を請求するなどして他の部分で闘う

このように、自分に離婚の責任がないとしても、子どもの養育費の支払いは父親が行うケースが多く見られます。しかし、その代わりに、離婚の責任を負わせるために慰謝料の請求をすることは可能ですし、実際に裁判でも妻の浮気によって離婚する場合は、妻もしくは浮気相手が慰謝料を支払うという判決が出ています。養育費の分まで取り返すというほどの額にはならないかもしれませんが、ある程度まとまった額の慰謝料を請求することができますので、慰謝料という面で闘うこともできるでしょう。

その際には、妻の方に離婚の原因があるということを、はっきりとした証拠によって示す必要があります。そのため、浮気の現場を写真などで押さえて、誰が見ても明らかな証拠を手に入れるようにします。妻だけでなく浮気相手にも慰謝料を請求できますので、このケースも検討すると良いでしょう。責任の所在をはっきりとさせて、子どもの養育費の負担を和らげるという意味でも、慰謝料の請求は当然の権利です。証拠を撮るためには妻とモメる前に探偵に依頼しておくのがベストです。裁判で使える資料にしてくれるからです。